先輩視点
OB先輩を追い払った日の翌日。
俺は予告通り、チアリーダー部の女を呼び出した。
前回と同じく、旧校舎の保健室だ。ここはもう、俺と女のヤリ部屋専用となりつつある。
待っていると、足音が聞こえた。
「失礼します」
そう言って中に入ってきた女。
見ると、妙に顔が赤い。汗もかいているようだし、息も少々荒い。

「どうした? 熱でもあるのか?」
心配になった俺はそう言って女の額に手を伸ばすと、
「いやっ! あ、す、すみません……」
振り払われそうになったが、女は途中で止める。俺はその様子を見て怪訝に思った。
「どうした?」
「すみません……なんでも……ありません」
何かおかしい。嫌悪感とは違う何かがある。
もしかして発情しているのか?
「こっちに来い」
「……あの……」
「俺の機嫌を損ねると、分かってるよな?」
「はい……」
躊躇しながらも俺の指示に従う。やはり、写真をネタにしていることで逆らえないようだ。
俺はベッドに腰掛け、女を抱きよせる。
「あっ……」
側で見るとよく分かる。やはり、発情している状態だ。
まだ何もしていないし、薬は追加投入していない。なぜだ? 俺とのセックスを楽しみにしている、というのはさすがに思い上がりだろう。
ここに来る前に、誰かにヤられたのか?

「何かあったか?」
「えっと……」
「悪いようにはしないから、言ってみろ」
「それが——」
俺は女の話を聞いて驚愕した。
なんと昨日の後、シャワー室でOB先輩にヤられてしまったのだという。
もう少しで堕ちそうだと思っていたのに、なんていうことをしてくれたんだ!
「ぐすっ……」
何か入れられた、と言っているから薬も追加されたのだろう。話しているうちに涙声になる女。
俺にやられたあとは確かにイヤだったろうが、ここまでではなかったはずだ。
「うっ……くっ……すごく嫌だった」
「そうか。つらかったな」
「……はい」
意外と素直に受け答えする女。
これは——俺に体重をかける様子を見て思う。もしかして利用できるかもしれない。

「分かった。あの男にはもうお前に近づかないように言っておく」
「本当ですか?」
「ああ、約束する」
そう言うと、安心するかのような表情を浮かべる。その上、
「よかった……ありがとうございます」
と、お礼まで言ってきた。
なるほど、これはいい女だと改めて感じる。
「じゃあ、今から説得してみるわ」
さっそく俺は女の目の前で電話をかけた。
「あーもしもし、先輩? 俺の女に手を出すのはもうやめてもらっていいですか?」
軽く脅すように釘を刺す。
もちろん、抵抗されることは織り込み済みだ。
「何もかも、ぶちまけてもいいんですよ? 違法の薬を持ってるってことも。先輩は成人だが俺はまだ未成年だ。罰の大きさを考えたら、どうです?」
それからしばらく話し、なんとか、諦めてくれることに成功する。
もっとも、仕返しがあるかもしれないから、手を打っておく必要はあるだろうが。
俺は早速、女に告げる。
「終わったぞ。とりあえず、お前からは手を引くと言っていた」
「あ、ありがとうございます!」

女は心配そうだったが、安堵するような表情に変わる。
それほどに、あの男がイヤだったとは驚きだ。
「何かあったら俺に言え。なんとかしてやる」
「はい」
「お前は、俺のオンナだからな」
「えっと……」
さすがに、続けてはいとは言わないか。
だが、強い拒否が無いことに俺はほくそ笑んだ。
見ると、息が少し荒い。必死に、薬によって増幅される性欲を我慢しているようだ。
普通の女なら、適当な男に頼んででも解消するのだろうが。少し試してみるか。
「じゃあ、今日は帰っていいぞ」
「えっ……?」
少し驚く女。これが以前なら、喜んで帰っていたのだろう。
戸惑った様子で俺を見る。
「どうした?」
「そ、その……今日は……しない……?」
「もしかして、やらないと気がおかしくなりそうか? だけど、好きな男に性欲をなんとかしてと頼むのも気が引けると」
「……ッ……は……はい」
どうやら、図星だったようだ。溢れる性欲をどうにかしたい。オナニーでは足りない、薬によって膨れ上がった性欲を男を使ってでも解消したいだろう。
だが、愛する男にそんなことを頼めない。他の男でもダメだ。
もっとも、大抵の男は、こんな美少女に頼まれたら断らないだろうが。
もしセックスで解消するのなら、一度でも経験がある俺とならまだマシ……そう考えてもおかしくない。
「俺でいいのか?」
「……あの……」
訴えるような瞳で俺を見上げてくる。
可愛い奴だ。先日は焦らしたあとにようやく俺を求めたが……今はまだ何もしていない。状況は随分変わったようだ。
しかし、恥じらいがあるのか自らはセックスして欲しいなどと言い出せないようだ。その様子が他の女とは違う。
「お前もつらいだろう。だったら、俺を好きな男だと思ってやってくれていいぞ」
「えっ……?」
「目をつぶって、俺を好きな男だと思い込んでやれば、多少は嫌じゃ無くなるんじゃないか? どうだ?」
「……やってみます」
少しだけ間があり、うなずく女。
俺は唇を奪った。
「んっ……ちゅっ……んんっ……」
唇を重ね、舌を絡め合う。女の身体から力が抜けていくのを感じた。
その柔らかい感触に理性が飛びそうになりながらも、そのまま舌を入れ絡ませていく。
……
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