先輩視点
チア部に可愛い女がいるという話を聞いた
どうやら一年下の女子部員のようだ。
俺たちも応援されたことがあるという。

写真を見たが、確かに顔とスタイルが良く、抱き心地も良さそうだ。
ただガードが堅く男からの告白を断り続けているらしい。好きな男がいるとのことだが、付き合ってはないとのこと。
是非とも、好意を抱いているという男から奪いたい。 そんな願望を持つ男は多いだろうし、俺だってそうだ——。
「次の試合、頑張って下さい!」
「ああ、ありがとう」
「うふっ……」
彼女が俺に微笑みかけてきた。
ああ……やはり良いな。
俺の胸の中で黒い欲望が大きくなっていく。
さあ、どう料理してやろうか……。
チアリーダーちゃん視点
「君、かわいいね」
先輩に声をかけられた。いつも応援はしているのだから、知らない人ではないのだけど。
でも、気になる男の子が他にいる。
いつも、私に頑張ってと言ってくれる同級生だ。だから私は先輩に、あまり興味がなかった。
先輩が話しかけてきたのは嫌いじゃない。だけど、少し馴れ馴れしく感じたりもした。
当然、そんな事は言えないので適当に流した。話を合わせるのって疲れる。そう思っていたのだけど、会話は思いもよらない方向に進んでいく。
「ねえ、今度さ、一緒に遊ぼうよ」
「えっ?」
「だって、俺ら付き合ってるんだしさ」
「あ……えっと……? つきあう?」
私と先輩は付き合っていない。なのに、いきなりそんなことを言い出した。
「いいからいいから。恥ずかしがらないでさ」
先輩が私の肩を抱いてきた。
イヤだ。私を応援してくれるあの男子なら、嬉しいのに……そうじゃない男の人は、やっぱりイヤだ。 先輩は顔を私の顔に寄せてくる。気持ち悪いっ……!

「やめてくださいっ!」
「おおっと、まだ早かったか? まあ、男を知らんワケでも無いんだろ?」
「……知りません! 離して……!」
……
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